「言葉の意味」を追い求め

こんにちは。tigubaguこと桂木大輝のブログへようこそ。発達障害当事者、ひきこもり経験者の僕が日々感じたことを徒然なるままにつづっていきます。読んでくだされば幸いです。

1人で過ごす力 part2

おはようございます^^

こんにちは。こんばんは。

tigubaguこと桂木大輝です。

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昨日「1人で過ごす力 part1」をブログにあげました。

今回はそれの続きです。

 

www.dotama-kotoba.com

 

孤独の効果(タイトル)

③創造力(創造力)が育まれる。

孤独の効果の3つ目は「創造力(想像力)が育まれる」ことです。

少し長いですが以下の文章を引用します。

 

ライターのスーザン・ケインは“コーディング戦争ゲーム”という研究を引き合いに出して、創造的な仕事をするにはプライバシーが重要だと述べる。

その研究は、92社に在籍するプログラマー600人あまりの仕事ぶりを比較したものだ。

同一社内のプログラマーたちはだいたい同レベルの成果をあげていたが、各社を見渡すと驚くほど成果に不均衡が見られた。

トップの成果をあげているプログラマーたちは、「ひとりになれる空間、自分の好きにしていい労働環境、むやみにじゃまが入らないことといった働き手のプライバシーに最も配慮している企業に圧倒的に多かった」という。

プライバシーが確保されれば創造性が高くなるのは当然だろう。自分のまわりの人やものごとから離れて精神を集中させれば、よく考えられるようになる。

自分自身の思考に取り組むには決定的で、それが心理学で“メタ認知”と呼ぶ過程である。

誰もが潜在的にその力をもっている。重要なのはその力をはぐくむことだ。

僕も活動や、漫才やコントでのネタ作りなどでアイデアを出さなければいけないときは当然孤独な状態でアイデアをひねり出します。

毎日やっているこのブログを書いているときも、いばとくキャスで何をするかのアイデアを出すときも当然1人で行っています。

孤独の時こそペンをもち、紙を広げ、今自分が考えていることや、気になっていること、不安なことを躊躇せずとにかく紙に書きなぐります。

そうすると自分がこういうことを考えていて、これからどうしたいのかがぼんやりとでも見えてきます。

このように自分の人生をどのように創造していくかということも孤独の時じゃないと考えられません。

こういった孤独の時間をさけてスマホに向かい刺激ばかりを追い求めていると創造力が育まれなくなるので、「自分が何をしたいか?」、「自分は何者なのか?」がわからなくなっていきます。

④ものごとを時間をかけて考えることができる

ものごと考えるには時間がかかる。自分自身を見つめるには時間がかかる。友人を作るには時間がかかる。うまくできるようになるにも時間がかかります。・・・でも今の子どもたちには時間がありません。

常に接続していて1人の時間をもたないと「時間をかけて、ゆっくりと考える」という能力が身に付きません。

ほかにも「わからない状態を維持すること」ができません。

僕も何度もこのブログで書いていますが、人生は、この世界は、とにかくわからないことだらけです。わからないことで埋め尽くされています。

だからこそすぐに「わかる」状態に飛びつくのではなく、わからないことを受け入れる余裕が必要なのです。

 

そして「考える」という行為はこのわからない状態の上で余裕をもってするからこそ、③の創造力も相まって自分独自の考えや、発想がでてきたり、はたまた落ち着いて自分を責めることなく考えることができるのではないでしょうか。

 

ゆっくり考えることができると、なにより人生に落ち着きがもたらされるのでそれだけですごく生きやすくなります。

それに引用文にもあるとおり考えることだけではなく、自分自身を見つめるのにも、友達を作るのにも、何かができるようになるのも時間がかかります。

1人になり、じっくりと時間をかける必要があるのです。

どうすれば「1人でいられる力」を養うことができるのか

孤独を味わう能力はつちかうことができるのだろうか?配慮と、ていねいな会話さえあればできるはずだ。

子どもたちは思いやりがあり配慮のできる他者がいるところで、孤独を味わう能力を育てていく。

(中略)

愛着があってこそ孤独になれるのだ。

パウルティリッヒのすばらしい記述がある。

「言語のなかに・・・ひとりきりでいる苦痛を表現する“孤立(ロンリネス)”という言葉が生まれた。そして、ひとりきりでいるという恵みを表現する“孤独(ソリチュード)”という言葉も生まれた。」

孤立は、私たちに愛着が最も必要な幼少期に“愛着の欠乏”から生まれ、感情的にも身体的にも痛みを伴う。

孤独とは安んじて建設的にひとりでいられることであり、まさにその幼少期に人間的なつながりがうまく結べてから、できていく。

現代は子どものころに両親から愛をもらえず、孤独ではなく孤立を感じている人がたくさんいます。

だから引用文にもある通り、他者とFace to Face(面と向かって)コミュニケーションをし、他者と実際に(ネット上ではなく)つながり関係を持っていくことが、孤独を味わう能力には不可欠です。

 

孤独というのは、自分は1人ではないんだという安心感があって初めて受けいれられることです。

逆説的ではありますが孤独を味わい、孤独の効果を実感するためには他者とのつながりは必要不可欠なのです。

そういう意味ではコミュニケーションの多くがSNSなどのネット上でのやりとりに偏ってきている現代において「孤独でつらい思いをしている人」が増えているというのはなんらおかしいことではないですね。

孤独がつらいときこそ、人と面とむかいコミュニケーションをとることが本来は必要なんですけれども、それもどんどん難しくなっているのが悩ましいところです。

 

1人でいること、孤独を味わうことは人生を実り豊かなものにする上で決して欠かせない必要条件です。

 

今日のブログは以上です^^

今日も皆様の一日が素敵な日となりますように^^

ではまた!^^